ただ自分になればいい
先日めでたく卒業したインストラクター養成講座の1期生。
その中のお1人が模擬レッスンのセンタリングで言っていた事がすごく印象に残っているんですが…
「かつての自分は何をしても続かなくて、『自分はきっと何者にもなれない』と思っていた」
と。
いやいやいや‼️
めっちゃ素敵な人だから‼️
何者も何も、誰にも真似できない良い所沢山持ってる人だから‼️
そんな風に心の中で猛抗議しつつも昔の自分を思い出して「分かるなぁ😭」とも思ったのでした。
私自身はというと、インストラクターになりたての頃「自分になりたい」が口癖でした。
ヨガと出会って
「私は自分で自分の人生を生きていなかった。自分の人生の舵取りを放棄していた」
という事に気づいて(要するに他者評価が行動基準になっていた)、ちゃんと自分の意志で自分の人生を生きたい、私は本来の私になりたい、と思うようになったんですね。
正直ヨガのレッスンをするための膨大な知識を学ぶより、強度の高いアーサナを練習するよりしんどかった気がします。
“自分”というものがなんとなく見えてきて、肩の力を抜いてそれを楽しめるようになったのは大分時間が経ってからの事。
私達は決して自分以外の何者にもなれません。
自分の事を好きでも嫌いでも、自分というフィルターを通して世界を感じて、自分というフィルターを通して世界と関わるしかない。
だから私達は“素敵な誰か”や“憧れの誰か”になる事じゃなく“本来の自分を磨く事”に心血を注いだ方が良い。
フィルターが汚れていたり歪んでいたらインプットもアウトプットも歪みますからね。
そしてそのフィルターは残念ながら選べないし別の物に交換も出来ない。
“本当の自分”に立ち返らずして、私達は何者にもなれない。
“本当の自分”を受け入れて、現実と向き合って初めて“磨かれた自分”を目指していける。
それこそが、私達が目指すべき“何者像”。
そんな訳で、さあ今日もヨガで一磨きを✨
今週のお題「試験の思い出」