本州最東端のヨギー達

本州最東端の地元宮古市で活動するヨギー・ヨギーニの話。

出産前、たぶん最後のひとり時間。

7月の下旬、主人が一週間弱キッズヨガ養成講座参加のため不在にしていました。
パートナーになってから9年、基本的に毎日一緒に過ごしていて、特にヨガスタジオをオープンしてからはほぼ24時間一緒。

 

昨年私が1ヶ月半程留守にして1人インドにヨガの研修を受けに行った事はありますが、何日も連続で「残される側」を経験するのは今回が初めて。
もちろん仕事や研修で1泊だけ主人不在とかは今までもたまにあったんですけど。

 

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キッズヨガのTTCを無事に終えた主人。とっても実りある楽しい研修だったようです♪

 

よく人さまに話すと不思議と驚かれるのですが…私、1人時間大好物。笑
主人や家族、友達と過ごす時間ももちろん大切で大好きなんですが、1人の時間は水を得た魚のように一人遊びでイキイキします。

 

なので今回はちょっと長めの1人時間になるぞと楽しむためのプランを気合を入れて考えていたんですが…自分で予想していたよりも色んな事を思い返したり考えたりする濃密な時間になりました。

 

何せ今までの「1人っきり」とは違って、もうじき生まれてくるお腹の中の我が子と2人っきり。
妊娠8ヶ月目前で1人でこなす業務はなかなか気を張りました。笑
当然、レッスンの担当だって全部私ですしね。
お腹が張ったり体調不良で休講、なんて事が無かったので「こっこちゃんは本当に良い子だね」とお腹をさすさす。
返事をするかのようにお腹を蹴ってくれるのですが、その蹴りもだいぶ重くなりました。笑

 

主人不在の間、最後のレッスンを終えてお客様を見送ってシーンとした店内にいるとなんだか感慨深いものが。
主人と出会った頃はヨガなんて全く知らなくて、それから数年後にヨガを始めてからだって、それを仕事にするなんて思ってもみませんでした。
ましてや、ヨガで自営業をしてそれで子供を育てていこうなんて。

 

それでもヨガにのっとって生きようと思えば不思議と不安らしい不安はありません。
この子になるべく不自由はさせたくないな、幸せな人生を歩んでほしいな、という思いはありますが。
でもそれは「幸せにしてあげたい」っていうこちらから与えるモノではなくて「幸せになれる人間力を身に付けてほしい」っていう表現が近いんです。

 

自分を幸せに出来る人って、自分以外にいないと思うから。

 

そして自分で自分をちゃんと幸せに出来る人って周りから見てても安定感というか安心感みたいなものがあると思うんですよね。
「この人はなんとなく大丈夫だ」みたいな。
自分もそんな人でありたいなと思うし、我が子にもセルフでハッピーになれるようなたくましさを培っていってほしい。

 

序盤に書いたように「1人好き」と言うとよく「一緒に居てくれなきゃいや、1人寂しい!ってタイプかと思った」的な事をちょくちょく言われるのですが、むしろ逆。
主人は付き合い始めた当初から割とあっさりと「任せたよ」と大事な事もぽ~んと投げてくれたりするんですが、私はそっちの方が嬉しい人。
今回みたいに留守にして研修に参加したり外での仕事を任せてくれるんですが、「守るべき対象」ではなく「信頼して任せられるパートナー」と見てもらう事に喜びを感じてるのかもしれません。

(とは言ってもさすがに妊娠7ヶ月後半という事もあり心配だったのか、毎日マメに連絡をくれましたが)

 

でも、それなら離婚して1人になってもいいのか、と言われるとそうじゃない。
お互い1人でも生きていけるけど、2人なら出来る事がより広がる、より良い人生になると思っているから一緒に過ごしてきた訳で。
今度はそれが3人になるから、また世界が広がるのかな、なんてワクワクしてます。

 

以前は子供が出来たらやれる事がぐっと狭まるんじゃないか、なんて思ってましたが、今はむしろこの子を育てていくためにも「あの仕事もやりたい」「妊娠中のこの経験を活かしてこんなレッスンもしたい」と広がる気しかしない。
もちろん育児で時間的な制限とかは加わるだろうけど、本質的な考え方とかモノの見方の柔軟性とかはこの子のおかげでさらに広がるんだろうなと感じています。

 

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帰ってきた主人とお土産のバウムクーヘンを。コーヒーはカフェインレスタイプ。結構美味しい。

 

今予想しているより大変になる事は間違いないんだろうけど、きっと意味のある大変さ。
すごく価値のある経験になるんだろうから、とにかく拾えるものは全部拾って糧にしていけたらいいな~と思います。