本州最東端のヨギー達

本州最東端の地元宮古市で活動するヨギー・ヨギーニの話。

正義も悪もない。

ヨガを通して色んな人と関わっていると色んな考え方、色んな意見があるんだなとヒシヒシと感じます。


そして面白いのは結論が真逆だったとしても、その過程の思考はそれぞれに筋が通ったものだったりするという事。


Aという意見もBという意見も、結論は真逆でも思考過程を伺うとどちらも“アリ”なんです。


だから一方の視点から見れば正義の行いだとしても、相手方から見たら悪にもなり得るしその逆もまた然り。


戦争とかそうですよね。

ある国での英雄が敵国からするといくら憎んでも足りない悪魔に見える。


正義と悪のような二極の考え方じゃなくてこの世の中には人の数だけその人の主義や事情や感じ方がある。

要するに二極なんかではどこにも足りなくて実際は無数、無限。

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わが家の夫婦喧嘩とかまさにこれです。

例えばなんとなく主人の物言いが嫌な感じ〜からの喧嘩勃発。

でもよくよく聞いてみるとお腹の調子が悪くて私の話が上の空だったってゆう仕方ない&こちらの想像外の事情があったりとか。


相手の細かい事情や意図はこちらには分からないし100%理解する事は不可能。

私達は「理解が及ばない部分がある」という事を理解して行動する必要がある。


私は独善的な父のもとで育ったのもあって、昔は“正しい・正しくない”という尺度で物事を考えがちだったけど、

ヨガ哲学を学んで全ては自分に帰結するという事や他者をどうこうは出来ないという事を知って、

ヨガスタジオの運営を通して沢山の人と会って世界はグラデーションに富んでいるという事を肌で感じてとても楽になりました。


だって、無理矢理“正しいor正しくない”に当てはめなくていいんだと分かったから。


頭ごなしに誰かを否定する必要はないし、私は私で自分の譲れない所は守っていい。

論破するより力でねじ伏せるより、もっとスムーズで平和な解決策がある。


昔の私が感じていたより、世界はずっと生きやすかった。


…なので私は最近娘と一緒の時思うんです。

アンパンマン、アンパンチを繰り出す前にもう少しバイキンマンの話を聞いてやってくれ…‼︎と。